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『短小浦島』紹介ページ
本作『短小浦島』には、「芸道小説」4作、「女シリーズ」、戯曲、ホラー、合わせて7本の短編で構成されています。 SF色のない作品が多く掲載され、角川文庫の小松左京シリーズとしては異色の一冊となっています。 「乗合船夢幻通路」(1976年)は... -
幻の人形アニメ企画・発見経緯メモ
小松左京の没後、遺品の中から見つかった人形アニメの絵コンテに関する分析メモです。 (リサーチごとにバージョンアップしたため「メモ6」となっています) -
「地には平和を」と戦争体験
『地には平和を』(KADOKAWA)装画・生賴範義 「地には平和を」は、小松左京のSF作家デビューのきっかけとなった作品であり、ここで提示されたテーマを生涯追い求め続けたという意味で大変重要な作品です。 「地には平和を」は、一九六〇年に早川書房... -
小松左京原作のSFでない幻のテレビドラマ配信(2017年トピック)
小松左京原作のSFでない幻のテレビドラマ発見!放送から47年を経て、初の動画配信 <HBC北海道放送制作 東芝日曜劇場「にっぽんのパパ」(1970年放送)> 小松左京の小説は、「日本沈没」を含め、映画、ドラマ、アニメと様々な形で映像化され... -
『さよならジュピター』作品紹介
『さよならジュピター』は、「週刊サンケイ」の一九八〇年五月二九日号から一九八二年一月七日・十四日合併号に連載された、太陽系にマイクロブラックホールが迫ってくるという、未曽有の危機を描いたSF作品です。連載期間は一年半以上、原稿用紙千四百... -
「青ひげと鬼」作品紹介
『青ひげと鬼』には、一九七〇年に発表された短編八本が収録されています。 「問題小説」「月刊エコノミスト」「朝日新聞」など掲載誌がバラバラであり、そのためバラエティーに富んだ作品群となっています。 ご購入はコチラ 『青ひげと鬼』には、一九七〇... -
『果しなき流れの果に』創作メモがNHK『宇宙人ピピ』の台本裏から半世紀を経て発見!(2015年レポート再掲載)
小松左京のSF最高傑作ともいわれる『果しなき流れの果に』創作メモが、 NHK『宇宙人ピピ』の台本裏から半世紀を経て発見されました <「宇宙人ピピ」台本 1965年10月14日放送分> 2014年12月5日に亡くなられた、川北紘一監督が亡くなる直前に検... -
『青い宇宙の冒険』紹介ページ
『青い宇宙の冒険』は、1970年に『中1計画学習』と言う中学生向け学習雑誌に連載されたものを、1972年に大幅に書き換えたもので、長さも倍になり、登場人物も増えていることから、全くの書下ろし作品と言ってもよい作品です。 小松左京の長編SFジュブナ... -
「復活の日」~感染拡大経緯~
小松左京が半世紀以上前の1964年に発表した「復活の日」は未曾有宇のパンデミックをモチーフとした作品ですが、それはインターネットはおろか、コピー機も普及しておらず、海外渡航もままならない時代に書かれたものです(執筆当時、海外旅行の経験は...