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小松左京没後5年を迎え、直筆原稿、創作メモ、などを大阪芸術大学に寄託します(2016年リポート再掲載)。
『日本沈没』や、阪神大震災を取材リポートした『大震災`95』等の直筆原稿、1970年大阪万博を推進する活動「万国博を考える会」の議事録、またSF作家デビュー前に漫画家として活躍した頃の原画などを、クリエイターを目指す方々に活用していただく... -
『短小浦島』紹介ページ
本作『短小浦島』には、「芸道小説」4作、「女シリーズ」、戯曲、ホラー、合わせて7本の短編で構成されています。 SF色のない作品が多く掲載され、角川文庫の小松左京シリーズとしては異色の一冊となっています。 「乗合船夢幻通路」(1976年)は... -
危機管理テーマの『首都消失』電子書籍。
2016年3月4日『首都消失』初の電子書籍化 『日本沈没』(1973年)や「アメリカの壁」(1977年)など一連のシミュレーション小説としては、最後の作品となる『首都消失』(1985年)が、小松左京生誕85年、没後5年を記念し、徳間... -
小松左京の猫部屋 第6回「小松左京の猫理想郷」の表紙を飾ったコンニャク大好きお紋のお話です(撮影 野澤葉子)
今回は「小松左京の猫理想郷」の表紙を飾った、お紋のお話です。歴代小松猫はいずれもユニークでしたが、このお紋、なぜかコンニャクが大好きというこれまた変な猫でした。 どうやら食べるのが好きというより、あの食感というかさわり心地が好きなよう... -
小松左京の猫部屋 第5回~ゲバ猫チャオの『牙の時代』~
『SF一家のネコニクル』第5回~ゲバ猫チャオの『牙の時代』~ まるで文学青年のような線の細いピューが、その短い一生を終えた直後の1970年代初頭に、汚い、臭い、凶暴、三拍子そろった小松家ネコニクル史上最悪の大魔王が降臨します。小松左京のエ... -
『SF一家のネコニクル』第4回~子育て猫プヨの『くだんのはは』お咲さん的なホスピタリティー~
愛のための長い旅で寿命を縮めたフクちゃん、小松左京の新婚家庭をあわや大惨事に巻き込みかけたバカ猫チーコ、そして、謎の野菜喰い猫ゴロ―ちゃんと、何ともバラエティーにとんだ初期3代の小松家猫王朝が終わりを告げ、左京と克美に初めての子供も誕生し... -
『SF一家のネコニクル』第3回~鉄喰う日本アパッチ族と野菜喰う猫ゴロー~
親猫のチーコが家を出て、残された子猫のカッパちゃんとチコちゃんも、貰われていってから暫く経ったある日曜日のこと。 朝早くから、庭に面したアパートのドアを「ドンドン!」と叩く音がします。 その頃、左京の大学時代の友達たちが徹夜マージャンをし... -
『SF一家のネコニクル』第2回~流れゆく猫チーコとゴルディアス的世界~
初代コマツ猫フクちゃんは、「復活の日」の主人公吉住のように遥かなる旅をし、愛のために命を縮めその短い一生を終えました。 小松左京の妻、克美は、フクちゃんの死のあまりの悲しみに泣きあかしました。 そんな気持ちも時とともに薄れはじめたある日の... -
『SF一家のネコニクル』第1回 ~「復活の日」の主人公吉住のモデルは、コマツ猫初代フクちゃんなのか?~
小松左京は大の猫好きで、子ども時代はもちろん、家庭をもってからもずっと猫を飼い続けました。 猫は、SF作家・小松左京を癒すことで創作活動を支え、時には小説やエッセーのアイデアを提供し、また時には足をひっぱり(引っ掻き?)と常にそばに...