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『SF一家のネコニクル』第4回~子育て猫プヨの『くだんのはは』お咲さん的なホスピタリティー~
愛のための長い旅で寿命を縮めたフクちゃん、小松左京の新婚家庭をあわや大惨事に巻き込みかけたバカ猫チーコ、そして、謎の野菜喰い猫ゴロ―ちゃんと、何ともバラエティーにとんだ初期3代の小松家猫王朝が終わりを告げ、左京と克美に初めての子供も誕生し... -
『SF一家のネコニクル』第3回~鉄喰う日本アパッチ族と野菜喰う猫ゴロー~
親猫のチーコが家を出て、残された子猫のカッパちゃんとチコちゃんも、貰われていってから暫く経ったある日曜日のこと。 朝早くから、庭に面したアパートのドアを「ドンドン!」と叩く音がします。 その頃、左京の大学時代の友達たちが徹夜マージャンをし... -
『SF一家のネコニクル』第2回~流れゆく猫チーコとゴルディアス的世界~
初代コマツ猫フクちゃんは、「復活の日」の主人公吉住のように遥かなる旅をし、愛のために命を縮めその短い一生を終えました。 小松左京の妻、克美は、フクちゃんの死のあまりの悲しみに泣きあかしました。 そんな気持ちも時とともに薄れはじめたある日の... -
『SF一家のネコニクル』第1回 ~「復活の日」の主人公吉住のモデルは、コマツ猫初代フクちゃんなのか?~
小松左京は大の猫好きで、子ども時代はもちろん、家庭をもってからもずっと猫を飼い続けました。 猫は、SF作家・小松左京を癒すことで創作活動を支え、時には小説やエッセーのアイデアを提供し、また時には足をひっぱり(引っ掻き?)と常にそばに... -
幻の人形アニメ企画・発見経緯メモ
小松左京の没後、遺品の中から見つかった人形アニメの絵コンテに関する分析メモです。 (リサーチごとにバージョンアップしたため「メモ6」となっています) -
徳間文庫『小松左京“21世紀”セレクション』『見知らぬ明日/アメリカの壁【グローバル化・混迷する世界】編』
『小松左京“21世紀”セレクション』全4巻、徳間文庫内の復刊専門新レーベル「トクマの特選!」にて刊行されます。 第1巻は『見知らぬ明日/アメリカの壁【グローバル化・混迷する世界】編』。 『アメリカの壁』、『見知らぬ明日』、『HE・BEA計画』、... -
『見えないものの影』作品紹介
「見えないものの影」 『見えないものの影』は、1965年に学研の高一コースに連載されていたものです。 その後、初代SFマガジン編集長でSF作家でもあった福島正実先生が編集した、初の日本人SF作家によるSFジュヴナイル集の一巻として、1967年に... -
小松左京のSF狂言「狐と宇宙人」イタリアで初公演!(2019/10/19)
小松左京のSF狂言「狐と宇宙人」イタリアで初公演! 狂言「狐と宇宙人」初演から40年(1979年2月)の今年、日本の古典にSF魂を吹き込んだ創作狂言を、小松左京の文学原点の地イタリアにおいて、イタリア人狂言師がイタリア語で披露します。 <概要> 小松... -
「地には平和を」と戦争体験
『地には平和を』(KADOKAWA)装画・生賴範義 「地には平和を」は、小松左京のSF作家デビューのきっかけとなった作品であり、ここで提示されたテーマを生涯追い求め続けたという意味で大変重要な作品です。 「地には平和を」は、一九六〇年に早川書房...