2021年9月– date –
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角川文庫『神への長い道』
「巨大で、無骨で、不細工で――途方もない浪費と、途方もない試行錯誤をくりかえしながら、一歩一歩それ自身の“進化”のコースを、手探りで進んでいる宇宙……」。一番好きな自分のSF『神への長い道』で私はそう書いた。 地球上に生命が発生してから四十億... -
小松左京の猫部屋 紹介ページ
「しあわせは 夕餉晩酌たのしみつ 猫を数えて みんないる時」左京 ©とり・みき *『SAKYOちゃん』は『小松左京マガジン』に掲載されたものを、とり・みき先生のご好意で掲載させていただきました。 SF一家のネコニクル *小松一家の歴代猫のエピソー... -
『小松左京の猫理想郷(ネコトピア)』表紙の秘密
猫好きとしての小松左京の集大成「小松左京の猫理想郷(ネコトピア)」ですが、実は表紙は凝りに凝ったものです。 坂野公一さんがデザインしてくださいましたが、国内外で活躍するグラフィックデザイナー、アートディレクターの最新の仕事とプロフィールを紹... -
ラジオドラマ「鉄になる日」(原作「日本アパッチ族」)浜村淳さんの解説で特別再放送です(2017年レポート再掲載)。
~放送は終了しました~ <関連情報> 【日本アパッチ族】 1964年に初の長編として書き下ろされた作品。 大阪城に作られた流刑地で、食料の無い劣悪な環境で、スクラップを食べることにより生き延びた食鉄族 アパッチと日本との壮絶な戦いを... -
小松左京作品の全テキストデータを人工知能研究に提供しました(2016年レポート再掲載)。
小松左京ライブラリは、既にテキスト化されている小松左京作品の全テキストデータを、公立はこだて未来大の松原仁教授らのグループに提供し、人工知能研究に活用いただいています。 松原仁教授らのグループは、星新一先生のショートショートを基に、文学賞... -
小松左京没後5年を迎え、直筆原稿、創作メモ、などを大阪芸術大学に寄託します(2016年リポート再掲載)。
『日本沈没』や、阪神大震災を取材リポートした『大震災`95』等の直筆原稿、1970年大阪万博を推進する活動「万国博を考える会」の議事録、またSF作家デビュー前に漫画家として活躍した頃の原画などを、クリエイターを目指す方々に活用していただく... -
『短小浦島』紹介ページ
本作『短小浦島』には、「芸道小説」4作、「女シリーズ」、戯曲、ホラー、合わせて7本の短編で構成されています。 SF色のない作品が多く掲載され、角川文庫の小松左京シリーズとしては異色の一冊となっています。 「乗合船夢幻通路」(1976年)は... -
危機管理テーマの『首都消失』電子書籍。
2016年3月4日『首都消失』初の電子書籍化 『日本沈没』(1973年)や「アメリカの壁」(1977年)など一連のシミュレーション小説としては、最後の作品となる『首都消失』(1985年)が、小松左京生誕85年、没後5年を記念し、徳間... -
小松左京の猫部屋 第6回「小松左京の猫理想郷」の表紙を飾ったコンニャク大好きお紋のお話です(撮影 野澤葉子)
今回は「小松左京の猫理想郷」の表紙を飾った、お紋のお話です。歴代小松猫はいずれもユニークでしたが、このお紋、なぜかコンニャクが大好きというこれまた変な猫でした。 どうやら食べるのが好きというより、あの食感というかさわり心地が好きなよう... -
小松左京の猫部屋 第5回~ゲバ猫チャオの『牙の時代』~
『SF一家のネコニクル』第5回~ゲバ猫チャオの『牙の時代』~ まるで文学青年のような線の細いピューが、その短い一生を終えた直後の1970年代初頭に、汚い、臭い、凶暴、三拍子そろった小松家ネコニクル史上最悪の大魔王が降臨します。小松左京のエ...