文化放送・ラジオドラマ「ここを過ぎて悲しみの都へ」(1973年)分析メモ

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はじめに
『文化放送年末スペシャル「日本沈没」を探す旅』第61回ギャラクシー賞ラジオ部門賞受賞

 2024年12月26日(火)~28日(木)三夜連続で放送された『文化放送年末スペシャル「日本沈没」を探す旅』が第61回ギャラクシー賞ラジオ部門賞を受賞しました。
 関東大震災から100年そして日本沈没の誕生から50年という節目の年に企画された特別番組で、なぜ小松左京は日本沈没を生み出したのか?「災害について」「日本について」「未来について」どのように考えていたのか?
 伊藤四郎さんの進行のもと、専門家や身近な人たちの証言、そして文化放送のライブラリに保存されていた当時の貴重な音源とともに解き明かしました。
 

【特別番組概要】
■番組名: 『文化放送年末スペシャル 「日本沈没」を探す旅』
■放送時間: 2023年12月26日(火)第一夜 午後7時00分~7時55分
          12月27日(水)第二夜 午後7時00分~7時55分
          12月28日(木)第三夜 午後7時00分~7時55分
■案内役:  伊東四朗(喜劇役者)
■出 演:  濱井武(光文社元常務)、山岡耕春(名古屋大大学院教授)、小松実盛(左京氏次男) 他

文化放送
『文化放送年末スペシャル 「日本沈没」を探す旅』12月26日(火)~28日(木)三夜連続 午後7時00分~放送... 12月26日(火)~28日(木)の午後7時00分~『文化放送年末スペシャル「日本沈没」を探す旅』を三夜連続で放送します。
 「日本沈没」の最後の担当編集者・濱井武さんが、小松左京と第二部取材のためにオーストラリアにいった際のスナップ

ラジオドラマ「ここを過ぎて悲しみの都へ」概要

 この特番が放送されるきっかけとなったのは、実は小松左京の没後に自宅の書庫から発見されたラジオドラマのテープ。
 このラジオドラマは、1973年11月4日に文化放送で放送された単発のラジオドラマ『小松左京“日本沈没”より「ここを過ぎて悲しみの都へ」』でした。
 日本が沈むという設定をベースに、中尾彬さん演じる一市民の眼から未曽有の危機を描写するオリジナリティーの強い作品でした。老いた主人公が、かつて日本があった海域を訪れるという、「日本沈没 第二部」を彷彿とさせる印象的なシーンで幕を閉じます。
 本作は 第28回芸術祭賞の優秀賞を受賞しました。
 文化放送のライブラリに放送用のオープンリールが残っていたことから、放送から50年を記念し最新技術を駆使しデジタルリマスターされ、2024年1月3日(水)『文化放送新春スペシャル 「日本沈没」を探す旅 特別編 初語り』において、ほぼ完全版で放送されました。
 番組では、ラジオドラマに出演されていた中尾彬さん、日色ともゑさんが「日本沈没」にまつわる貴重なトピックを披露しています。

■番組名:  『文化放送新春スペシャル 「日本沈没」を探す旅 特別編 初語り』
■放送時間: 2024年1月3日(水) 午後3時30分~5時45分
■案内役:  前半:伊東四朗(喜劇役者) 後半:鈴木敏夫(文化放送解説委員)
■出 演:  中尾彬(俳優)、日色ともゑ(俳優)、小松実盛(左京氏次男)

文化放送
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分析メモ・ラジオドラマ『小松左京“日本沈没”より「ここを過ぎて悲しみの都へ」(1973)』

 文化放送の特番制作にあたり、小松左京ライブラリでラジオドラマ「ここを過ぎて悲しみの都へ」の各シーンや背景などを分析したメモを作成しました。
 エピローグを含めての解説なので、物語の核心にふれる部分もあります。
 予めご了承ください。

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