2018 年8 月5 日(日)まで、「小松左京展」を秋田県由利本荘市文化交流館カダーレが開催中です。

小松左京展(秋田)1

海外取材の際の直筆メモ、『さよならジュピター』直筆原稿、漫画家時代の未完成作品原画、映画『エスパイ』のヒロイン選定時の米女優リンダ・ブレア(映画「エクソシスト」ヒロイン)への出演交渉を報告する手紙、ドラマ版『日本沈没』の原稿など、貴重な実物の展示。

 

パネル展示では映画『さよならジュピター』撮影時の模様や、制作に関する絵コンテやミニチュアの写真、

生頼範義氏が描いた小松左京作品の表紙絵のレプリカの展示等、小松左京に関する様々な資料の展示。

 

8月5日(日)には、1973 年、2006 年の「日本沈没」を、トークショーを交え連続上映予定。』

 

◎展示

会 場:由利本荘市文化交流館カダーレ内 中央図書館

会 期:2018/7/1(日)~8/5(日)

時 間:図書館開館時間内(平日9時~20時、土日9時~18時)

入場料:無料

 

<展示概要・一部>

 

・漫画家時代の未完成原稿「ムー大陸の末裔」ムー大陸の末裔 未完成原稿

小松左京は旧制高校時代に商業漫画家としデビューし今年70年。

今回展示するのは、太平洋に沈んだとの伝説があったムー大陸にまつわるもの。

最初の数ページはペン入れ色塗りまで行われていますが、後半はラフなままです。

未完成のため、物語の詳細は不明です。

 ・小松左京 海外取材メモ(文藝手帳`72
文春メモ72 (2月タンザニア)

『日本沈没』執筆時に使用していた手帳。

当時、文藝春秋で連載していた海外取材の様々な情報がメモされていて、この時の取材が『日本沈没』のクライマックス執筆にも影響を与えています。

・映画「エスパイ」第三稿

エスパイ決定稿3(リンダ・ブレア出演検討版)ⓒTOHO CO., LTD.ⓒTOHO CO., LTD.

1974年、福田純監督により映画化された「エスパイ」。

藤岡弘、さん、由美かおるさん、草刈正雄さん、加山雄三さん、若山富三郎さんらが出演した、超能力スパ

イアクションとして今も多くのファンの支持を集める作品です。

展示品は、映画「エスパイ」の第三稿と中にはさまれていた手紙です。

手紙の内容は、映画を製作していた東宝が、当時、世界的な大ヒットとなったホラー映画の金字塔「エクソシスト」主演女優である、リンダ・ブレアに出演交渉中であるといったものです。

 

「リンダ・ブレア出演の件は、依然として未決定で最後の努力をしておりますが、今のところ見込み二〇%というところです」といったことが書かれています。

 

この第三稿よると、リンダ・ブレアの役は、エスパイの最高責任者の娘で、非常に高い予知能力の持ち主ジュディ―という設定で、クライマックスで活躍します。

仲間のエスパイである草刈正雄さん演じる三木に対し淡い恋心を抱いており、もしリンダ・ブレアの出演が実現していたら、今の映画版「エスパイ」とは、随分ちがった印象の作品になったかもしれません。

 

<上映会・トークショー>

 

2018年8月5日(日)

・映画「日本沈没」(入場無料)

1973年版、2006年版の映画「日本沈没」を無料上映

・トークショー(入場無料)

樋口真嗣(「日本沈没」2006年版監督)

乙部順子(株式会社イオ代表)

鈴木陽悦(元参議院議員、秋田SF研究所特別顧問)