日本SF誕生60周年を記念して企画された『日本SF傑作選』 の第二弾として、小松左京の作品集が2017年10月5日出版されます。

日本SF誕生60周年記念企画 ハヤカワ文庫JA
『日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か?』(日下三蔵編)

日本SF傑作選2 小松左京

カバーアートディレクション&デザイ:久留一郎デザイン室

1957年、SF同人誌〈宇宙塵〉が創刊され、現代日本SFが誕生しました。この年から60周年となったことを記念して、早川書房から第一世代作家6人の傑作選を日下三蔵先生の編集により隔月でリリースされています。
第一弾の筒井康隆先生に続き、小松左京の初期代表作を集めた、『日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か?』が10月5日リリースされます。

収録されるのは、早川書房の第一回空想科学小説コンテスト(後のSFコンテスト)で選外努力賞に選ばれ小松左京SF作家デビューのきっかけとなり、第50回直木賞の候補ともなった「地には平和を」をはじめ、もっとも多くの作品を創作した60年代の、SFファンの間でも評価が高い長編、中編、短編合わせて8作品です。

「神への長い道は」小松左京が一番好きな自身のSFと語っていた作品であり、また、 継ぐのは誰か?』は、今から半世前の作品ながら、当時まだ産声すらあげていないネットワーク社会とその弱点をSF的要素として緻密に描写し、生涯のテーマである人類の進化について真正面から取組みながら、ミステリーや青春小説の要素もあるエンタテイメント性の高い作品です。
超巨大な謎のリング状物質により、日本がリングの内と外に分断される「物体O」は、「アメリカの壁」『首都消失』の原型であり、 「お召し」は、萩尾望都先生と小松左京との生前の約束により、没後、「AWAY」のタイトルでコミック化されました。

バラエティーに富んだセレクションであり、小松左京のデビュー直後のエネルギッシュな作品世界をお楽しみいただけます。
日本SF誕生60周年記念企画 ハヤカワ文庫JA
『日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か?』(日下三蔵編)
10月5日発売予定(税込み1,620円)

収録作
・地には平和を 「宇宙塵」63号(63年1月)
・時の顔 「SFマガジン」1963年4月号
・紙か髪か 「オール読物」63年7月号
・御先祖様万歳 「別冊サンデー毎日」1963年10月号
・お召し 「SFマガジン」1964年1月号
・物体O 「宝石」1964年4月号
・神への長い道 「SFマガジン」1967年10月増刊号
・継ぐのは誰か?「SFマガジン」1968年6~12月号

 

シリーズ・日本SF誕生60周年記念企画 ハヤカワ文庫JA
『日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル』(既刊)

『日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か?』(10月5日発売予定)

以降、隔月発刊予定

日本SF傑作選1 筒井康隆