小松左京の秘蔵講演音声を初のネットコンテンツ化
~『日本沈没』執筆時期の貴重な講演音声も~

株式会社新潮社が保存していた、数多くの講演記録の中に、小松左京の貴重な音源が見つかり、今回、音声コンテンツとして、初めて公開されることになりました。
音声コンテンツは、雑誌や書籍に掲載するために記録されていたものであり、カセットブックやCDなど音声の形で公開されたことはありませんでした。

今回、定額制音声配信サービスLisBo(リスボ)で初公開される小松左京の講演に関する音声コンテンツは、1968年の「科学と文学」 、1972年の「地球を考える」の二作。
いずれも貴重な音声ですが、特に1972年10月13日に収録された「地球を考える」の講演は、小松左京の代表作『日本沈没』の9年に及ぶ執筆期間において、まさにクライマックスを書き進めている中でのものであり、作品名を伏せながら、まさにリアルタイムで『日本沈没』に関する事柄を語る、講演記録としては稀有なものです(『日本沈没』の脱稿は同年末)。

 

Lisbo小松左京講演

< LisBo 小松左京関連コンテンツ情報 >

『科学と文学』
1968・9・10収録(59分32秒)
「終戦による価値観の転換が、著者の心に大きな変革をもたらした。戦前への反発、左翼の分裂…。その中で著者は人間にとって普遍的な価値とは何かを考えるようになる。後にSF小説を通じて世界を構成する様々な事象と文学の基本原理との関係に気づく。SF界の巨人・小松左京が誕生するまでの思想遍歴を語った貴重な講演」
<内容項目>
終戦による価値観の転換と混乱/科学への接近/桑原武夫先生の出したテーマ/SFとの出会い/既成の価値観へのアンチテーゼ、あるいは相対化/生命の一回性を保証するもの

『地球を考える』
1972・10・13収録(66分46秒)
「対談集『地球を考える』刊行時の講演。著者は、1年にわたり12人の各分野の第一人者と、科学、哲学、政治、経済、歴史について語り尽くした。その対談に取り組んだ動機や内容を語る。」
<内容項目>
15歳で終戦を迎えた/SF小説を書く動機/人類が持った巨大な破壊力/地球環境の変化の記録/観測費用と国際ネットワークの問題/人口爆発がもたらすもの/現代の最先端を切り拓いている12人の学者たちんk
☆『日本沈没』クライマックスを執筆中の講演。
作品名を明かさず、『日本沈没』関連の話をする、大変貴重な音源。

*LisBoとは。
LisBo(リスボ)は、スマートフォンやパソコンで、講演、落語、朗読などの音声が聴き放題できる
サービス。
月額1,500円で聴き放題(無料体験版もあります)
詳しくは https://www.lisbo.jp/ 参照ください。