小松左京「幻のねこ原稿」が、光文社の人気猫ムック『ねこ自身 Groomin’』(光文社 2018年4月17日発売)で初公開されることになりました。

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『ねこ自身 Groomin’』スクープ記事より

猫が大好きな小松左京は、SF作家になる遥か前、旧制高校時代に漫画家デビューしていましたが、その当時の貴重な猫漫画が発見され、4月17日発売の「ねこ自身グルーミング」(光文社)で初公開されることになりました。

今年は、小松左京の漫画家デビュー70年であり、年明けの関連イベントで資料を精査した際に見つかったものです(別漫画作品の原稿裏から発見されました)。

『日本沈没』などで知られる小松左京は、SF作家デビューより前の旧制高校時代にプロの漫画家と してデビューしていて漫画原稿やイラストが多く残されていますが、大の猫好きだった小松左京の猫の絵は、一コマ漫画と落書き、合わせて2点しか確認されていませんでした *この2点は小松左京の猫集大成『小松左京の猫理想郷(ネコトピア)』に掲載。

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『小松左京の猫理想郷』(竹書房)

しかしこの度、ストーリー漫画に描かれた猫キャラクター登場場面の原画が3ページ分発見され、 『ねこ自身 Groomin’(ねこ自身グルーミング)』(光文社刊 4 月 17 日発売)で初公開されることになりました。

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 『ねこ自身 Groomin’』(光文社 2018年4月17日発売)

<非常に貴重な作品>

・小松左京の描いた猫絵としては最も古いもの(旧制高校ないし大学時代)

・唯一のストーリー漫画に描かれた猫(小松左京の時代劇漫画も、この一作のみ)

・小松左京の描いた猫としては唯一のカラー作品 *偶然ですが、小松左京の最後の愛猫チャーとよく似た柄の猫でした。

 

<幻の猫漫画発見経緯>

『日本沈没』『復活の日』『首都消失』などの作品で知られる小松京は、1962 年にSF作家デビュー しましたが、それより以前、1948 年の旧制高校時代には、すでに商業漫画家としてデビューしていま した(没後、そのデビュー作品がアメリカで発見されニュースとなりました)。

今年の 1 月、小松左京の小説を 22人のアーチストがビジュアル化し、小松左京の漫画家時代の原画 と共に展示された「小松左京アート展」が銀座スパンアートギャラリーで開催されました。

小松左京アート展1

その展示準備の際に、漫画原稿を精査したところ、「第五実験室」「大宇宙の恐怖」の原稿の裏から、 猫が登場する漫画を発見しました。 ストーリー漫画の一部で、戦後間もなくで紙が大変貴重だったことから、一度出来上がった漫画の原稿用紙を使いまわしたものと考えられます。

 第五実験室「第五実験室」原稿裏から2枚発見

発見された原稿の内、猫に関するものは3枚で、断片的に残された原稿からは、詳細なストーリーは 不明ですが、その猫キャラクターは、主人公の正義の岡っ引きの少年と対立する、悪党の手下的な存在でした。

踊りを披露し投げ銭を集めて回り、移動の際には悪党におんぶしてもらうなど、悪役ながら憎めないキャラクターとなっています。

*「ポケモン」のニャース的な存在でしょうか(喋るシーンは見つかっていませんが)

『ねこ自身 Groomin’(ねこ自身グルーミング)』 4 月 17 日(火)発売の『ねこ自身 Groomin’(ねこ自身グルーミング)』(光文社)で、漫画原稿発 見がトップ記事として紹介されます。

キャッチフレーズは『全ねこ界が驚いた!スクープ 小松左京「幻のねこ原稿」を世界初公開』です。

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『ねこ自身 Groomin’』(光文社 2018年4月17日発売)