1973年の映画『日本沈没』では、まだ計画中であった有人潜水調査船「しんかい2000」をモデルにしたミニチュアや実寸大モックアップが登場しますが、2006年の映画『日本沈没』では、JAMSTEC(海洋研究開発機構)の実物の潜水船や調査船が登場し、映像にリアリティーを与えました。

 

有人潜水調査船「しんかい6500」は、「わだつみ6500」として登場します。

しんかい6500有人潜水調査船「しんかい6500」(JAMSTEC)

 

 

2006年版映画のクライマックスでは、引退後の「わだつみ2000」が、大変重要な役割で登場しますが、この撮影には、実際に2004年に現役を退いていた有人潜水調査船「しんかい2000」が使用されました。

しんかい2000有人潜水調査船「しんかい2000」(JAMSTEC)

 

 

 

映画公開の前年である2005年7月に完成したばかりの地球深部探査船「ちきゅう」も登場し、高さ70m(船底からだと130m)で、地殻の下のマントルまで採取可能とする巨大な採掘やぐらを備えた雄姿は、劇場の巨大スクリーンにおいても圧倒的な迫力を与えていました。

地球深部探査船地球深部探査船「ちきゅう」(JAMSTEC)

 

 

『日本沈没』はフィクションですが、地震や火山噴火、津波などの対策は、この国の平和と安全にとって避けられない課題です。

防災にとって最も大切なのは、まず災害のメカニズムを知ることです。

これら実際の有人潜水船や海洋調査船の活躍が今後ますます期待されると思います。

2006年版『日本沈没』とJMASTECに関する詳細はこちらからどうぞ。